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春がやってきました
仕事始め
アナログ式測定器「記録くん」
12月なのにあちらこちらで夏日を記録したとのニュースがありました。その日は、デコス山口工場がある下関も26℃まであがりポカポカでした。しかし12月、今週末にはグッと冷え込むそうです。
そこで、私にもわかりやすいアナログ式測定器「記録くん」を使った真冬のデータがありますので紹介します。
少し古いデータですが、室内と屋外それぞれに設置して温湿度の変化を7日間連続で記録したものです。
先ずは右側のグラフ。
外気を記録したものです。薄くて見え辛いですが、赤色の線が温度、青が湿度です。右上側にある端点からスタートして、右回りに見ながら上側にある端点が7日間の終了点になります。
その日の天候や昼と夜とで、温度、湿度とも大きく変化するのがわかります。外気なので当たり前ですね。
次に左側のグラフ。
デコスドライ工法(デコスが製造するセルロースファイバーを使った断熱施工)を採用した住宅の室内です。測定期間中は、空調や暖房機器の影響を排除するため一切使用しませんでした。
温度、湿度ともに変化が小さく、外気の影響をあまり受けていないのがわかります。
デコスドライ工法を採用頂いたお施主様からは、「真冬でも暖房する時間が少なくなった」「朝起きて直ぐに暖房することがなくなった」などのうれしい感想をよく聞きます。「記録くん」のデータを見ると納得です。(岡川智嘉)
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製品性能の試験と評価
デコス製品の性能試験の一部を紹介します。
上の写真は、床の断熱施工が完了した状態です。施工密度は壁や屋根と同じです。
デコスでは、製品はもちろん、施工が完了した状態で規定の性能を発揮しなければならないと考えています。
そこで、試験機関にお伺いし、検査員立ち会いのもと施工が完了した状態を再現した試験体を作製します。
密度試験の試験体作製の場面です。デコスの専用吹込み装置(施工機)を使い、規定の密度に施工出来る製品であるか確認する試験になります。
吹込みが完了した後に、検査員が製品を全て回収し、吹込んだ製品重量と試験体容器の容積から密度を算出します。写真
は、壁:床・屋根を想定した試験ですが、他に天井施工を想定した試験もあります。
断熱材にとって最も重要な性能が熱伝導率(熱の伝わりやすさ。数値が小さいほど断熱性能が良い)です。
規定の密度で実際の断熱工事を再現した試験体を作製します。上の写真は、壁・床・屋根を想定した密度で、大きさは約90cm四方です。
写真は作製途中ですが、完成した後試験装置にセットします。
デコスは、公正に評価するため認定試験機関で試験をしています。(岡川智嘉)