製品の環境情報の算定方法・考え方

CFP算定の基本的な考え方

CFP算定は、ライフサイクルCO2段階毎に把握します。
算定の基本的な考え方は、活動量に原単位を掛け合わせるという算定式です。
この算定式により、各段階でのCFPを算定し、合計することで当該商品やサービスのCO2排出量を求めます。

計算方法
活動量
原材料、電力、エネルギー投入量、廃棄物重量等のデータ
原単位
それぞれの活動量単位あたりに排出されるCO2の量を係数化したもの
1次データ
CFP算定事業者が、自らの責任において収集するデータ
シナリオ
GHGの排出に係る一連の状況設定
共通原単位
単位量あたりのプロセス時における相当量の総和
参考データ
共通原単位に無い場合のCFP制度事務局提供データ
 

活動量の把握を最優先

CFP算定事業者は、まず直近1年間の活動量を正確に把握する必要があります。
活動量は、直接計測するほか、電力・水道・ガス会社などからの購入伝票など、CFP算定を行なう根拠として様々なデータ収集を行ないます。

原単位は用意されたものを使用する

原単位はCFP制度で用意された共通の数値を使用します。
認定PCRに従い、共通の原単位を使用することでCFPマークの数値は公平性及び透明性を確保しています。

算定例

ライフサイクルCO2各段階での算定例は以下のようになります。
算定例
算定例


「デコスファイバー」ライフサイクルフロー図
「デコスファイバー」ライフサイクルフロー図
 [PDF形式(300KB)]

『デコスファイバー』CFP算定項目

デコスではCFP算定にあたり以下のデータを収集しました。
『デコスファイバー』CFP算定結果は以下の通りです。
原材料調達段階
在庫量・新聞調達量・薬剤・風袋・梱包資材・原材料輸送用資材・輸送距離など
生産段階
電力量・廃棄物量・輸送距離など
流通段階
全国のデコス施工代理店までの輸送距離、輸送方法、輸送量など
使用・維持管理段階
施工時の材料・電力量・廃棄物量など
 
廃棄・リサイクル段階
解体時の燃料・散水量・廃棄物量など
 

CFP算定では、『デコスファイバー』単体だけではなく、『デコスファイバー』に付随して必要となるすべての項目を拾い出し、計算する必要があります。



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