防火構造試験

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 デコスが製造・販売・施工するセルロースファイバー断熱材は、JISに規定する難燃性に適合しています。 今回は、住宅の壁についての防火性を紹介します。            デコスでは、実物の壁を製作し防火構造としての評価を認定試験機関で行っています。セルロースファイバーの厚さ・施工密度と壁構造に使用する他の建築材料を設計通りに使用し3m四方の試験体を製作します。製作時は試験官が立会い、設計通りの材料を使っているか、不正はないかなどのチェックをします。 左の写真は、試験装置の内部です。棒状の物は温度を測定するセンサー。丸い穴は、バーナーの火炎出口です。ここに、試験体を嵌め込んで加熱します。
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 左の写真は加熱中の裏面です。上の方から煙が出ていますが、これは燃焼ではなく建築材料が含んでいる水分の蒸発による現象です。全く問題有りません。              加熱面の温度は900℃を超えますが、セルロースファイバーを挟んだ裏面の温度は、各場所平均値で50℃前後です。この他、試験中の発火の有無、試験体の収縮、亀裂等の損傷を検査し防火構造に適合するか評価をします。 合格後は、国土交通大臣から認定書が発行されます。                
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加熱中の試験機内部です。かなり過酷な試験であることがわかります。                         住宅の壁構造は一様ではありません。一つ一つの構造に対して防火構造試験を実施し性能を評価しています。防火構造認定は、火災時に延焼を遅らせる証になっています。(岡川智嘉)