安成工務店の初期建設CO2の算定事例 断熱材のみ
事後アンケートで、「他社・他素材比較はやめるようにしたほうがよいと思います。」という大変興味深いコメントがあった。
たぶん、断熱材業界の方がデコスに向け言われたコメントだと思う。
例えるなら、「せんせー、デコスがあんなこと言ってまーす。アレはやめたほうがいいと思いまーす」て、言われた感じ。
そこで反論。
そもそも、「EPDは、国際標準化機構(ISO) 14025によって「同じ機能を果たす製品間の比較を可能にするために、製品のライフサイクルに関する環境情報を定量化する」タイプ III 宣言として定義されている。
ここから考えて、
「EPDは、そもそも比較するのが前提であること」
⇒PCRで算定ルールをつくり、ものさしを揃えた上で数値を公開する
「人は数字を見ると比較する習性がある」
⇒人は何かと比較しないとその価値がわからない
⇒単なる数値を見ても、「へー」「で?」となるだけ
「デコスは公的かつ客観的に優位性を公開PR」
⇒デコスCFP取得本来の目的
などが言える。
「比較されると不利だから言うな」と思うのであれば、そもそも御社はEPD取得・公開しなければ比較されないからよい話、というのも昔の話。
時代は変わった。
「みんなEPDを取って公開、普及展開しましょうセミナー」で人に指図する話ではないと強く違和感。
大丈夫、デコスが比較しなくても、EPDを取得したら御社ステークスホルダーみんなから聞かれます。
「コレって、デコスと比べてどうなの?」と。