IBECsセミナー登壇‼②

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IBECsセミナー登壇‼ その②「講演pptダイジェスト版」


今回のブログは、講演当日使用のppt43枚より、悩みに悩んだ末の選りすぐりスライドBEST16からダイジェスト版でお届け。

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CFP(カーボンフットプリント)取得のきっかけ
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デコスはCFP(カーボンフットプリント)からEPDの取組みをスタート

報告の他社は、LEED認証の加点評価採用をねらってエコリーフからEPDを取得。

それに対してデコスは、2011年当時エコリーフなど知らず、CFPが欲しくてCFPを取得。

実はコレ、今回のセミナーで気づいた大きな違い①

「国は2050年カーボン・ニュートラルを目指す方針」
 ↓
「そのためにはCFPが必要」
 ↓
「それを根拠にカーボン・オフセットして、カーボン・ニュートラルへ」という筋道。

IBECsからするとCFP重視だが、建材メーカーはLEED認証加点評価採用ねらいでエコリーフ重視というのが建材業界におけるEPDの実情。

まぁ、算定プログラムが改訂相乗りしたため、エコリーフを取得すれば自動的にCFPも取得出来るようになったからいいけれど。
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圧倒的に低い製造エネルギー

「圧倒的=桁違い」

この優位性は13年経った今も変わっていない。
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CFP取得への道

当時、CFPメルマガ見てたらCFP試行事業の公募開始の案内が。

「ん!なんか始まっちゃってるし。ヤバっ(汗汗」と直感的に思ったのがコトのはじまり。

当時CFPのしの字も知らず、「まぁ、よくやりました」と自分で自分をほめてあげたい(笑
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名刺

今回の講演最大の見せ所がこの名刺(爆

実はこのスライド、EPD(CFP、エコリーフ)に興味がある人たち607人へ名刺を配布したことに。

なぜなら、このスライドも配布資料(笑
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カーボン・オフセット

デコスは、CFPでCO2の「見える化」を行った後、経産省施策「CFPを用いたカーボン・オフセット試行事業」で「減らす化」「広げる化」まで展開済。

実はコレ、今回のセミナーで気づいた大きな違い②

他社はエコリーフの取得がメインテーマであったが、カーボン・オフセットにまで言及したのはデコスだけ。
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環境系認証・受賞履歴

最近取ってないし(笑
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グリーン購入大賞 対象・経済産業大臣賞

この安成スマイルを出すべく、本人および事務局を説得するのに一苦労。

しかし、やはりこれにしてよかった。

今でもイカしてる(笑
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安成工務店の初期建設CO2の算定事例 断熱材のみ

事後アンケートで、「他社・他素材比較はやめるようにしたほうがよいと思います。」という大変興味深いコメントがあった。

たぶん、断熱材業界の方がデコスに向け言われたコメントだと思う。

例えるなら、「せんせー、デコスがあんなこと言ってまーす。アレはやめたほうがいいと思いまーす」て、言われた感じ。

そこで反論。

そもそも、「EPDは、国際標準化機構(ISO) 14025によって「同じ機能を果たす製品間の比較を可能にするために、製品のライフサイクルに関する環境情報を定量化する」タイプ III 宣言として定義されている。

ここから考えて、

「EPDは、そもそも比較するのが前提であること」
⇒PCRで算定ルールをつくり、ものさしを揃えた上で数値を公開する

「人は数字を見ると比較する習性がある」
⇒人は何かと比較しないとその価値がわからない
⇒単なる数値を見ても、「へー」「で?」となるだけ

「デコスは公的かつ客観的に優位性を公開PR」
⇒デコスCFP取得本来の目的

などが言える。

「比較されると不利だから言うな」と思うのであれば、そもそも御社はEPD取得・公開しなければ比較されないからよい話、というのも昔の話。

時代は変わった。

「みんなEPDを取って公開、普及展開しましょうセミナー」で人に指図する話ではないと強く違和感。

大丈夫、デコスが比較しなくても、EPDを取得したら御社ステークスホルダーみんなから聞かれます。

「コレって、デコスと比べてどうなの?」と。
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建築技術2024年1月号特別記事

ATGREEN冨永さん寄稿による「サステナビリティ領域の情報開示拡大の中で進む建材の環境宣言(EPD)の取組み」。

タイムリーな記事、お見事。
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Q&A

これからEPDに取り組もうとする企業からもっともよくある質問

まぁ例え話、「環境系」というマツコの知らない世界が存在しており、そこでは見えないCO2排出権売買など理解困難な市場が既にあり、そこで商売し暮らしている人たちがたくさんいる(笑

そういった人たちに向けてPRが可能になる「マーク」がEPD。
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激変‼ EPD、時代の変化

CFP取得から早13年、10年ひと昔というがふた昔、やっと陽の目を見た感じ。

でも、一気に潮目が変わるので、乗り遅れないよう、置いて行かれないよう気を付ける。
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イメージ「価値を伝え、評価を得る」

当時、時代の2歩先行くCFPの話は、これまでなかなか評価されないというか「わからない」「ピンとこない」ので伝わらなかった。

デコスEPDの評価されだしたのが、ホントここ数年。

その理由は、デコスが変わったのではなく、時代が変わったから。

このイメージ図は我ながら秀逸‼

断熱材メーカーなのに熱を伝える(笑
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考え方

何でも同じだが、大切なことは「人から言われてやるのではなく、自分からやること」。

EPDは取ったら商品が売れる魔法のマークではない。

単なるマーク。

そこに付加価値をつける活動がEPDマーケティング。
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おしまい

(たどころ けんいち) 建築技術風(笑

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