「心地よさを伝えたくて」~初めての工場見学ガイドに挑戦しました~

こんにちは。デコス関東工場で事務を担当している山中です。
この春、私にとって大きなチャレンジがありました。それは——
初めて“講師”として工場見学の案内役を務めたことです!
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ふだんは工場の中でデスクワークをしていますが、新卒の施工代理店社員の皆さんに向けて、「デコスってどんな会社?」「断熱材って何?」ということをお伝えするという大役をいただきました。
伝えるって、むずかしい。でも、楽しい。

人前で話すのは、正直ちょっと苦手。でも、資料を読み込み、自分なりに工場の魅力を“言葉”にする準備をしました。
たとえば、デコスファイバーの原材料が新聞紙でできていること。
「この一袋に、何日分の新聞が詰まっているんだろう?」「どうしてホウ酸が必要なんだろう?」——
そんな疑問を持ってもらえるように、身近な例えを入れたり、製造工程のひとつひとつを写真と照らし合わせて説明したり。

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緊張の本番、でもあたたかい空気に救われました。最初はとにかく緊張して、マイクを持つ手がちょっと震えていたかもしれません。
でも、皆さんが真剣にメモを取りながら頷いてくれたり、製造ラインを見て「おお〜!」と声を上げてくれたりしたことで、私の緊張もだんだんほぐれていきました。

デコス関東工場は、日本、フィンランド、オランダなどの多国籍設備が導入された最新の製造拠点。年間1,800トンのセルロースファイバー断熱材をつくり、CO₂排出量を最小限に抑えた環境配慮型の工場でもあります。
でも、そのすごさって、実際に見て、説明を聞いて、やっと伝わるものなんですよね。
パンフレットやカタログには載っていない“体験としての価値”が伝わった瞬間だったように思います。
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材料投入から梱包まで全ての工程を自動化しています。
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1袋15㎏あります。持ち上げられるかな?
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数種類の断熱材がサーモカメラにはどう映るのか?見て触って違いを実感できます。
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断熱材ごとに音の聞こえ方の違いを確認します。騒音計の数字と実際の聞こえ方で違いがわかります。
「工場の中で働いている一人」として、この現場のすごさや、モノづくりの姿勢を“言葉”にできたこと。それが、私にとって何よりの学びと成長になりました。

これからも、「心地よさ」を伝えていきたい。
デコスは「断熱材を売る会社」ではなく、「心地よさを届ける会社」です。
それは数字や性能だけじゃなくて、私たちスタッフ一人ひとりが、どんな気持ちでモノをつくっているか、どう伝えていくか——そこにも表れるものだと思います。
(山中樹里)